「はぁ、はぁ、助けて…。」 天音は、暗闇の中を裸足で走っていた。 (背中が熱い。) そんな彼女の後ろから追いかけてくるのは…。 「怖い…怖い…。お母さん!!」 ハッ 天音が目を覚ますと、そこはいつものベットの上だった。 「夢…?」 天音の背中は汗でぐっしょりと濡れていた。