士導長は皇后の問い詰めに観念し、天音に関する事全てを話した。 「どうか…皇后様の胸の中に、閉まっておいて下さいませ。」 士導長はゆっくりと、静かに頭を下げた。 「…。」 皇后は黙って視線を落とした。 その話が皇后の顔を曇らせた事は、言うまでもない。 「…あなたは誰を妃にするつもりなの…?」 今聞いたその話が事実だとしたら、彼は一体誰を妃にするつもりなのだろうか…。 それは、天使教の未来に大きく関わる。 そしてもう一度、皇后がすがるような目で士導長を見つめた。