灼けるような恋の先。





私たちの説明を聞くと、晄はブチ切れた顔をする。






「ありえねぇ!これ流したやつってこの前の男たちじゃねぇの!?
許せねぇ、はっ倒しに行こうぜ」






本能のままの言葉に晄は変わらなくて面白いなぁなんて場違いなことを考える。



でも今にも本当に人を殺さんばかりの血走った目をしててこれはヤバそうだ。






「気持ちはわかるけど犯人が確定した訳でもないし、今ここは修学旅行先だからね」






血走った目の晄の肩をポンポンと叩きながらそう冷静に言葉を伝える灯。



それでも納得していなさそうな晄に私は思っていることを言葉にした。






「そもそもこれ流出させてあの時の男達はメリットなくない?
この動画を流出されたくなかったら今度からも玩具になってくれって言われてたの。
なのに流出させたらもう好きに出来ないんだよ?メリットないじゃん」






そう、それに犯罪で捕まるかもしれないのにそんなリスクの高いSNSへの流出をするかな?



そんな私の疑問に灯も同意するように頷く。






「それは、俺も思ったんだ。
それに菫の話だとあの事件の時、電話がなって男達が突然帰り始めたんだよね?
何かおかしいと思わないかい?」






おかしい。何かがおかしい。


ただその何かがわからなくて不透明で曖昧なもの。



そんな私と灯の疑問にやっと落ち着いたように渋い顔で首を傾げる晄。