私の言葉を聞くと楓ちゃんは驚いたように目を見張ったあと私をそっと抱きしめてきた。
「私の菫ちゃんなのに…こんなに汚くなって…。
私が綺麗にしてあげる」
そう言うと楓ちゃんは誰かにメッセージを送ったあと、私の首元やお腹太ももなどを舐め始めた。
突然の理解できない行動に思わず楓ちゃんを叩いてしまうと、楓ちゃんはニッと不気味に笑う。
「血も汗も菫ちゃんについてるものはどれも綺麗にしてあげるね、安心して」
「やめてよ!そんなのいいから!!」
「なんで?」
「気持ち悪いよ、もうそこまで行くと。」
思わず出た私の言葉にショックを受けた顔をしたものの続ける楓ちゃんに私はもう抵抗する気力もなかった。
さっきまでの男たちに比べたらましか。なんて。
「どうして泣いた後がないの?」
舐めながらそう聞いてくる楓ちゃんに私はそういえばあんなことされながらも涙は1度も出なかったな、なんて思い返す。
「泣いたって解決しないし、むしろ泣いた方が喜ばれる可能性もある。
私には命さえ残ってたら奪われるものなんてないし、生きて灯にまた会えればいいと思ってたから、かな?
夜の女の子ほど犯されてメソメソするほど弱くないんだ私、そんなに自分の体が大事な訳でもない」
そう、犯されてもいい、私から灯さえ奪わないでくれたらそれでいいんだ。
そんな私の言葉を聞いた楓ちゃんは何故か舌打ちをしたあと、舐めながらどさくさに紛れて私の中に指を入れてきた。



