優しくなったかと思えば、氷のように冷たくなる。 まるで、あたしの反応を楽しんでいるみたいに。 あたしのことなんて、好きじゃないくせに…。 そんな風に呟いて見せることすら、赦されない。 荒々しいキスで、あたしの言葉ごと、あらたが塞いでしまうから。 絶頂を迎える頃には、あたしの頭の中には、ある気持ちだけが残される。 決して、忘れさせてなんてくれない。 あたしは、あらたが、好き…。 .