「わかる訳ないじゃない!!」 「わかれよ、バカ!!」 「わかるか、バカ!!」 あらたの大声につられて、あたしも大声を出していた。 向かい合って、大声を出して、同じことを思っている。 なんだかそれだけで、今までのことなんて、どうでもよくなってしまった。 あたしがあらたを、想っていたこと。 あらたもあたしを、想っていてくれたこと。 ちゃんと、通じていたんだ。 なんだ、なんだ良かった。 .