「お、親子連れ発見。」 公園の入り口を振り返って、あらたが言う。 あたしは未だに後ろからがっちり抱きしめられているため、振り返ることさえ許されない。 「どうする?見せつけてやろうか?」 なんて意地悪そうに囁く声は笑みを含んでいる。 「もうっ!何言ってるの!!行こう!」 あらたの腕をほどこうとするも、びくともしないあらた。 「いいじゃん?」 「良くないっ!!」 余裕しゃくしゃくのあらたに対して、焦るあたし。 .