楽しそうな口ぶりで、手の方も徐々に上がってくるのが分かる。 「ちょっと、エル!」 「ん?」 思わず、昔からの口調が出てしまう。 それに気づいたのか、より一層手が私をキツく抱きしめ、胸に軽く触れた。 ビクッと反応した私を楽しそうに笑いながら、すぐ離してくれた。 「何するの……っ。」 「ごめん、つい。ミアが可愛くて。」 この男はいつもこうだ。 誰もいない時に会うと、必ず体に触れてくる。 離そうとしても男の力には勝てない。 …それに、触れられ慣れてきている私もおかしくなっている。