「っていうかこの人…


神子戸澪(みことみお)!?!?」




そして私は彼がただのイケメンではないことに気づく。



そう…彼はイケメンはイケメンでも、ただのイケメンではなく、この学園で狂愛的人気を誇るイケメンすぎる4人組



イケメン四天王、通称king4の一人




神子戸澪!!!様!!!!





「はっ!ちがう!!こんなことしてる場合じゃなかった!!!」




私は慌てて神子戸澪様の近くに恐れ多くもひざまずき話しかけてみる。




「だっ…大丈夫ですか!?もしもーし!!!!」




ダメだ!意識なし!!!


奇跡的に外傷はないっぽいけど、



空から落ちてきたんだからもう間違いなく意識不明の重体だよ!!!





こ、こういう時は…!!!





私は足りない頭で必死に、最近保健の授業で習った気がする人命救助の方法について思い出す。



PTA…じゃない、TOP…でもない




「だれかーー!!!AEDを持ってきてくださーーい!!!」



「…うるさ」



「えっ!?!?」





意識不明の重体イケメンから突如声が聞こえ、私はハッと視線を彼に落とした。