「えっと…、樹くんコーヒーどうぞ。」 「………どうも。」 伊織の姉だからか、素っ気ないが返事はしている。 樹が紅蓮の倉庫にくるのはもう何回目か。 あの日、律との言い合いを見られ、呑気に現れた紅蓮に対し、胸の内を吐き出した。 そしたら、今度は紅蓮から関係性など詳しく教えろと連日のように律によって連れて来られている。 「っくそ、こんなとこにいる場合じゃないのにっ!!きぃさんに何かあってからじゃ遅いんだっ!」 「何?樹」 「…なんでもねぇよっ!!」