【先生×生徒シリーズ】青い月─先生と見た月─

「でもさぁ…。出会い系って怖くない?サクラが多いって聞くし…」


「う~ん…。でも、サクラでもメールしてるだけでも楽しいよ」


「そうなんだ~」



奈々子って勇気があるなぁ。


私もやってみようと思ったことはあるけど…。


思っただけで、実際にしてみる勇気はなかった。



「そうだっ!」



奈々子が突然、何か思い出したように言った。



「どうしたの?」


「呼んじゃおっか?」


「呼ぶって…誰を?」


「メル友」


奈々子が満面の笑みを浮かべながら言った。



「えぇぇぇぇ!」



私は、お店の中で絶叫してしまった。


マジで言ってんの?



「ねぇ…。呼んじゃおうよ~」


「でも…」


「いいじゃんいいじゃん」



奈々子が笑う。


奈々子は私の返事を待たずに、携帯を開きメールを始めた。