「覚えていますか? この間の林間で陸、あっ、大西が俺に言ったこと。」 「えっ?」 「あいつ、俺がこんなに弱い奴じゃないって言ったけど、俺は最近分からないんです。 自分自身が凄く弱くて、恐怖から逃げたくて、でも勇気がなくて・・・って俺何言ってんっだって感じっすね。 すいません。」 「謝らなくていいのよ。 恐怖とか勇気が出ないとか、ってきっと皆一緒なんだよ。 私だって怖くて行動に出せないこと、しょっちゅうあるんだよ。」 「えっ?」 俺は顔をあげて先生を見る。