「そだね。ウジウジしてるのって私らしくないっ!」 そう強がってガッツポーズを作って私は言った。 「そうそうっ、その調子っ! 元気付けにカキ氷奢ってやるよっ。」 と雅紀。 「子ども扱いしないでょっ。」 ちょっと怒ったフリをした。 「じゃぁ、カキ氷いらねぇの?」 と意地悪な雅紀。 「あー、いるいる。雅紀ぃ。 ごめんなさーいっ。 イチゴがいいよ。」 「オッケェー。素直でよろしい。」 そんなやり取りのおかげで、元気が出た私。