学校の前を通り越して、コンビニが近づいてきた。 私は横を歩いていたマリアに、 「手紙出してくるからっ。」 そう言ってから、マリアが『うん』と答えるのを背にすこし駆け足でポストに向かった。 目を瞑り、いつものお祈りをしてから、 みんなのところに戻ると、 マリアも重い荷物を持ちながらも、手を合わせてくれてたのが見えて、 心の中に温かいものがこみ上げてきたのを感じて、 目頭が熱くなった。