「今日もどこか寄って帰る?」
そう提案したのは乃々華で、私たち四人はいつも一緒に帰っていた。

「おー、そうするか?」そう言ったのは、幼馴染の夏樹。

「ん〜、今日は俺華菜ちゃんと一緒に帰りたいな…。」照れくさそうに頬をかいたのは私の好きな人、瞬だった。

「は?どういうことだよ?」あの時真っ先に反応したのは夏樹。

「四人で帰らないの?」瞬と帰れるのは嬉しかったけれど、なぜ四人で帰ろうとしないのか、不思議に思った。