「…着替え、ありがとう。」

「勝手に取ってきてごめん。…話あるから、俺が風呂上がるまで待ってろ。」

ふと机を見たら、暖かいココアが置いてあった。私がお風呂に入っている間に作ってくれたのだろう。

さすがに帰る訳にもいかず、ココアを飲みながら、夏樹を待った。

ちゃんと温まったとは思えないほどの速さで、夏樹はお風呂から出てきた。