「先輩達、仲良いんですね。」
哉太先輩の隣りは無駄にドキドキしてしまいそうで、話しやすい巽先輩の隣りに立って、話しかけた。
「俺ら、1年も2年もクラス一緒でさ。今は2人とも彼女いないし、つるんでることが多いかな。」
意外・・。
いや、巽先輩は意外じゃないか。すっっごい優しいけど、きっとみんなにとってオカンなんだろうな(失礼)。
「つっても、哉太はいつもすぐ彼女できるから、一緒に帰ったりするのはレアな方かも?」
やっぱり・・そうですよね〜。
哉太先輩の方へちらっと視線を向けると、
当の本人は涼しい顔で聞き流してる。

