「たしか、光魔力も混合魔力の一種なんだよね?」
パパと約束をした時に、魔力の知識がない私にバイアスさんが掻い摘んで説明をしてくれて、たしかそんなことを言っていた。
『んー、まぁもんのすごーく大きく括ればそうとも言えるが』
……どうしよう。私が見捨てれば、ベルは死んでしまう。
だけど、魔力を分け与えているのがパパに知られたら、私が殺されちゃうかもしれない。
でも、ただ……本当にただ、ベルの頭を撫でてやっているだけなら、私が魔力を与えているだなんて思われないんじゃ……?
カラカラに渇いた喉に再びゴクリと唾を飲み下し、口を開く。
「ベル、あなたを飼うにあたって絶対守って欲しいことがあるの」
『なんじゃ~?』
ベルの中では『私が飼う』は既に決定事項となっているようで、すっかり艶を取り戻した毛皮の首あたりを前足でカリカリと掻きながら気のない返事をした。
「私、なんとしてもパパに嫌われるわけにはいかないの! それでね、パパは私が混合魔力を使うのを嫌がるの」
『ほぉ?』
パパと約束をした時に、魔力の知識がない私にバイアスさんが掻い摘んで説明をしてくれて、たしかそんなことを言っていた。
『んー、まぁもんのすごーく大きく括ればそうとも言えるが』
……どうしよう。私が見捨てれば、ベルは死んでしまう。
だけど、魔力を分け与えているのがパパに知られたら、私が殺されちゃうかもしれない。
でも、ただ……本当にただ、ベルの頭を撫でてやっているだけなら、私が魔力を与えているだなんて思われないんじゃ……?
カラカラに渇いた喉に再びゴクリと唾を飲み下し、口を開く。
「ベル、あなたを飼うにあたって絶対守って欲しいことがあるの」
『なんじゃ~?』
ベルの中では『私が飼う』は既に決定事項となっているようで、すっかり艶を取り戻した毛皮の首あたりを前足でカリカリと掻きながら気のない返事をした。
「私、なんとしてもパパに嫌われるわけにはいかないの! それでね、パパは私が混合魔力を使うのを嫌がるの」
『ほぉ?』



