だって私にとって彼女らは、色も温もりもないただの景色。私に触れもせず、笑いかけもせず、ただ私の横を通り過ぎていくだけの人たちだ。それよりも、ぽかぽかとした温もりとカラフルな色を持つ〝この子たち〟の方が、余程に身近な存在だった。
悲しいのも、寒いのも、ひもじいのだってもう慣れっこ。
だけど、寂しいのだけは耐え難い。
「ねぇえ? ひとりぼっちは寂しいよ。もうちょっと一緒に遊んでくれる?」
声をひそめて尋ねると、魔粒子のみんなは私にだけ聞こえる声で《いいよ!》と答え、ポポポッと発光を強くした。
わぁっ、キラキラしてとっても綺麗! みんなこっちにおいで!
私は嬉しくなって、宙に向かってちょいちょいと手招きする。
呼び寄せた火の魔粒子と水の魔粒子を、お団子を作る要領で捏ねていく。
こねこねこね。
へへへっ。赤い魔力と青い魔力を混ぜたなら~♪ はい、紫の魔力の出来上がり~♪
ご機嫌に口内で口ずさんだ次の瞬間――。
――ドッカーンッ!
悲しいのも、寒いのも、ひもじいのだってもう慣れっこ。
だけど、寂しいのだけは耐え難い。
「ねぇえ? ひとりぼっちは寂しいよ。もうちょっと一緒に遊んでくれる?」
声をひそめて尋ねると、魔粒子のみんなは私にだけ聞こえる声で《いいよ!》と答え、ポポポッと発光を強くした。
わぁっ、キラキラしてとっても綺麗! みんなこっちにおいで!
私は嬉しくなって、宙に向かってちょいちょいと手招きする。
呼び寄せた火の魔粒子と水の魔粒子を、お団子を作る要領で捏ねていく。
こねこねこね。
へへへっ。赤い魔力と青い魔力を混ぜたなら~♪ はい、紫の魔力の出来上がり~♪
ご機嫌に口内で口ずさんだ次の瞬間――。
――ドッカーンッ!



