今日から騎士団長の愛娘!?~虐げられていた悪役幼女ですが、最強パパはわたしにメロメロです~

 ギョッとして、目の前に積まれた大量の荷物を見下ろす。
「これが全部、私へのお土産なの!? わぁああ、ありがとうみんな! 重かったでしょう!? 中でゆっくり休んで!」
『リリー殿、アルベルト殿。大臣らから、引き続き王と長老のお目付け役を申しつかりましたので、我らも引き続きこちらでごやっかいになります』
『申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします』
 白ウサギさんとリスさんが、恐縮しきりで頭を下げる。
「ううん、申し訳なくなんてないよ! またみんなで一緒に暮らせて嬉しい! ねぇ、パパ?」
 私が隣のパパを見上げて同意を求めたら、パパはフッと口もとを緩ませて頷いた。
「そうだな。賑やかで悪くない」
 パパの笑顔に胸がポカポカと温かくなる。
「うん! ねぇみんな、居間でお茶でも飲みながら聖獣の国であったことを教えて!?」
『ふむ、構わんぞ』
『我もちょうど茶で一服したいところじゃった』
『ご相伴に預かります』
『わたくしめも』