「もちろん、ガーデンパーティよ。私がみんなを招いて開催したいって言ったら、パパはこんなにすぐに叶えてくれた。それに、パパが今日のためにお庭に作ってくれたウッドテーブルとチェアも! パパのおかげで、今日はすっごく嬉しかった」
「はははっ。今日の礼なら、もう何度も聞かせてもらっている。テーブルとチェアもだな。だが、リリーが喜んでくれたならよかった」
パパは大きな手を私の頭にポンッとのせると、優しく撫で始める。私は手のひら越しに伝わってくるパパの温もりに、スッと目を細くした。
……本当は、ガーデンパーティやテーブルのことだけじゃない。
むしろ、本当に伝えたい「ありがとう」はもっと別――。
私のパパになってくれたこと。私に優しい言葉をかけて、頭を撫でてくれること。逞しい腕でギュッと抱き締めてくれること。
パパがくれる全部に、「ありがとう」の思いが溢れていた。
「はははっ。今日の礼なら、もう何度も聞かせてもらっている。テーブルとチェアもだな。だが、リリーが喜んでくれたならよかった」
パパは大きな手を私の頭にポンッとのせると、優しく撫で始める。私は手のひら越しに伝わってくるパパの温もりに、スッと目を細くした。
……本当は、ガーデンパーティやテーブルのことだけじゃない。
むしろ、本当に伝えたい「ありがとう」はもっと別――。
私のパパになってくれたこと。私に優しい言葉をかけて、頭を撫でてくれること。逞しい腕でギュッと抱き締めてくれること。
パパがくれる全部に、「ありがとう」の思いが溢れていた。



