「パパ。今回の一件はね、どうやら聖獣の世界で起こった聖力の誤作動(?)が人間界にも波及して引き起こされた不幸な事故だったみたいなの。黒ちゃんは、暴走した聖力にあてられてあんな行動を取っちゃったんだけど、あれは決して黒ちゃんの本意じゃなかったの! 聖獣の王様のベルが、二度と同じことが起こらないように責任を持つって言ってる。だから、今回のことはお咎めなしにできないかな!? ……お願い、パパ!」
パパたちが四匹の言葉を理解できないのをいいことに、私は一世一代の大嘘をついた。ついでに、ここぞとばかりにおねだりする。
裁可を待つような思いで、真っ直ぐにパパを見つめる。
「っ、分かった。リリーがそこまで言うなら、今回のことは不問としよう」
「ありがとうパパ!」
肩にギュッと抱きついて頬ずりすれば、パパは愛しげに私の頭をポンポンッと撫でた。
『おぉ、嬢ちゃんナイスフォローじゃ!』
パパたちが四匹の言葉を理解できないのをいいことに、私は一世一代の大嘘をついた。ついでに、ここぞとばかりにおねだりする。
裁可を待つような思いで、真っ直ぐにパパを見つめる。
「っ、分かった。リリーがそこまで言うなら、今回のことは不問としよう」
「ありがとうパパ!」
肩にギュッと抱きついて頬ずりすれば、パパは愛しげに私の頭をポンポンッと撫でた。
『おぉ、嬢ちゃんナイスフォローじゃ!』



