今日から騎士団長の愛娘!?~虐げられていた悪役幼女ですが、最強パパはわたしにメロメロです~

 さらに私たちの足もとではベルも器用にホットドッグを頬張り、ご満悦の様子だ。
『むむっ、これはなかなかっ……! もぐもぐっ……うまし!!』
「リリーはどうだ? ホットドッグは口に合ったか?」
 隣のパパから問われ、私は興奮と歓喜でキラキラの目をして口を開く。
「パパっ! これ、ものすごく美味しい!! 粗挽きのソーセージの肉感が最高なの。良質の油と旨味が口の中でジュワッと溢れて、めちゃくちゃジューシー。だけど、ほどよく効かせた黒コショウがピリッと味を引き締めて、全然しつこくないの! 新鮮なレタスとモチモチの自家製パンも香ばしくて、これ、いくらだって食べられちゃう魔法のホットドッグよ!!」
 自ずと熱が篭もり、付随してついつい声も高くなった。そうして私が力説を終えれば、皆が食べる手を止めてポカンと私を見ていた。
「え? 私、なにかおかしなことを言った?」
「いや、気に入ったようでよかった。また必ず、食いにこよう」