「ねぇ、君がうわさのアルベルト騎士団長の娘?」
パパと繋ぐのと反対の袖をクイクイと引かれて見れば、私よりひとつふたつ年長と思しき少年がこんなふうに尋ねながら、私を見下ろしていた。
「うん、そうよ。私が娘のリリーよ」
「リリー、可愛い名前だね。父上たちのやり取りでもう分かっちゃったと思うけど、僕は王太子のダグラスだよ」
「ダグラス王太子様……」
私が敬称付きで反復したら、緩く首を横に振られた。
「様はいらないよ。僕のことはダグラスって呼んで。リリーとは主従じゃなくて、友達でいたいんだ」
「……分かったわ、ダグラスね!」
強い眼差しで真っ直ぐに告げられて、ちょっとだけ迷ったけれどすぐに頷いた。
「ありがとう、リリー!」
ダグラスに満面の笑みで手を差し出され、私も笑顔で手を重ね、握手を交わす。
「あ! それからダグラス、この子は私の相棒のベルよ」
「へぇ! ずいぶんとおっきなネコだね。よろしくね、ベル」
パパと繋ぐのと反対の袖をクイクイと引かれて見れば、私よりひとつふたつ年長と思しき少年がこんなふうに尋ねながら、私を見下ろしていた。
「うん、そうよ。私が娘のリリーよ」
「リリー、可愛い名前だね。父上たちのやり取りでもう分かっちゃったと思うけど、僕は王太子のダグラスだよ」
「ダグラス王太子様……」
私が敬称付きで反復したら、緩く首を横に振られた。
「様はいらないよ。僕のことはダグラスって呼んで。リリーとは主従じゃなくて、友達でいたいんだ」
「……分かったわ、ダグラスね!」
強い眼差しで真っ直ぐに告げられて、ちょっとだけ迷ったけれどすぐに頷いた。
「ありがとう、リリー!」
ダグラスに満面の笑みで手を差し出され、私も笑顔で手を重ね、握手を交わす。
「あ! それからダグラス、この子は私の相棒のベルよ」
「へぇ! ずいぶんとおっきなネコだね。よろしくね、ベル」



