その時、パパが全身に緊張を走らせて、ガバッと前のふたり連れを注視する。すると、前にいた父親の方がビクリと肩を跳ねさせて、パパの目から逃げるように、いそいそと外套のフードを被り直す。
その挙動は正直、かなり不自然で怪しい。
……なんだろう?
「パパ、もしかして前の人と知り合い?」
「……そうだな、これ以上ないほどよく知っている。とはいえ、よもやこんな場所で会おうとは露ほども想像していなかったがな」
私の問いかけに、何故かパパは長い間を置いて答えた。
当然パパの声は前の人にも聞こえている。件の男性は、ギシギシと軋むような動きで首をパパに巡らせた。
「アルベルト、頼む! 王宮に報せをやるのは勘弁してくれ! やっと側近を撒いて出てきたんだ!」
「おい、ロベール。仮にも一国の王が王太子を引き連れ、護衛も無しに公衆の場をフラフラしているのを俺に見過ごせと?」
……ん? 今、物凄く耳慣れない単語が耳を掠めた気がする。
その挙動は正直、かなり不自然で怪しい。
……なんだろう?
「パパ、もしかして前の人と知り合い?」
「……そうだな、これ以上ないほどよく知っている。とはいえ、よもやこんな場所で会おうとは露ほども想像していなかったがな」
私の問いかけに、何故かパパは長い間を置いて答えた。
当然パパの声は前の人にも聞こえている。件の男性は、ギシギシと軋むような動きで首をパパに巡らせた。
「アルベルト、頼む! 王宮に報せをやるのは勘弁してくれ! やっと側近を撒いて出てきたんだ!」
「おい、ロベール。仮にも一国の王が王太子を引き連れ、護衛も無しに公衆の場をフラフラしているのを俺に見過ごせと?」
……ん? 今、物凄く耳慣れない単語が耳を掠めた気がする。



