あかりをバイキン姫だなんて思ったことはない。泣かせるつもりもない。

だが、だが……

俺には風雅がいなければならなかった。


俺はぐるぐると考えて自分を責めた。


「じゃあな、宙」

「風雅、またな」俺たちは手を振ってさよならをした。

また明日、俺はあかりをいじめさせられる。




あかり、休んでくれねぇかな……