「人の愛し方がわからない、か」 帰り道、宙は言った。 「大事なものを俺は、壊したくなるんだ」 そう言ったものの、自分のことがほんとにやばいやつだと思った。 「うーん、気持ちを抑えずに、いい方向に持っていければいいんだけど……私も詩を書いてるし。風雅くんも、何かアウトプットすればいいんじゃないかなぁ?」 あかりは言った。おいおい、俺お前のこといじめて襲おうとしたんだぞ?