(あんなに二人ってかっこよかったかしら?)
ドキドキが止まらないのでは、と思ったものの風に当たっていると心は少しずつ落ち着いていってくれた。そして今、レオナードの案内でイヅナとヴィンセントは山道を歩いている。
「レオナード、こっちの道であってるのか?この辺りの道、全然舗装されていないぞ!遭難しているとかじゃないよな?」
ヴィンセントが声を上げる。イヅナも声を上げたかったのだが、山道をずっと歩き続けているため、荒い息しか口からは出てこない。
レオナードが案内している道は、ヴィンセントの言った通り舗装されていない草が伸び放題の道だ。獣の足跡が地面に残っているところもある。
「大丈夫だって!それにもし遭難したとしても、俺の体力とヴィンセントの頭脳、んでイヅナの植物の知識で何とかなるだろ」
のん気に笑うレオナードに対し、ヴィンセントは「あのなぁ……」と呆れる。イヅナは何も言えず、ただ足を動かすことだけに集中した。
ドキドキが止まらないのでは、と思ったものの風に当たっていると心は少しずつ落ち着いていってくれた。そして今、レオナードの案内でイヅナとヴィンセントは山道を歩いている。
「レオナード、こっちの道であってるのか?この辺りの道、全然舗装されていないぞ!遭難しているとかじゃないよな?」
ヴィンセントが声を上げる。イヅナも声を上げたかったのだが、山道をずっと歩き続けているため、荒い息しか口からは出てこない。
レオナードが案内している道は、ヴィンセントの言った通り舗装されていない草が伸び放題の道だ。獣の足跡が地面に残っているところもある。
「大丈夫だって!それにもし遭難したとしても、俺の体力とヴィンセントの頭脳、んでイヅナの植物の知識で何とかなるだろ」
のん気に笑うレオナードに対し、ヴィンセントは「あのなぁ……」と呆れる。イヅナは何も言えず、ただ足を動かすことだけに集中した。


