俺の言うとおりにしてください、お嬢様。





「いーの!ハヤセは特別だからっ!わたしが一緒に食べたいってわがまま言ってるだけだもんっ」


「あー、だから俺の胸ぐらなんか掴んだのか。…躾がなってないのはわんころだけじゃないってことね」


「誰がわんころだっ!!」



てかどーしてこいつを泊まらせなきゃなの…。

もうすっごい嫌……また悪夢見そう…。


てか今が悪夢だ。

さっさと覚めてよーーーっ!!



「エマ、一緒に風呂入ろ」


「……は!?」


「なに?婚約者なんだけど問題でもある?」


「大アリだよっ!!絶対やだ!!」



てか馴れ馴れしすぎる!

昼間はあんな最低なことをポンポン笑って言ってきてたのに……!



「おまえ何カップ?見る限り極小だけど」


「な、なに言って……っ!」



ただならぬ危機を感じて、咄嗟にテーブルから立ち上がってソファーに逃げた。

まだ食後のデザート食べてないのに…。
いつも楽しみにしてる一品なのに…!



「わっ!来ないで…!一緒になんか入らないからっ!」


「ハウス」


「もう家だわっっ!!」



ハウスしてるよ!!
大人しくハウスしてるから…!!

てかそれってすっごい馬鹿にしてない……!?