腹が立って情けなくて、でもその感情は半分以上は自分自身に向けられたものだ。

 まだ・・・まだ間に合う。もう娘じゃないけど、わたしはまだ若い・・と言えなくもない。桜のようにその若さが儚く散ってしまう前に、かわいそうなわたしをつらい恋から救ってあげないとね。

 それが出来るのは、わたししかいないんだから。