【真彩side】

その後、瑠斗さんは私が目覚めて無事なのを確認したからか帰っていった。

瑠斗さん、わざわざ私が目覚めるのを心配して待っててくれてたんだ…やっぱり優しいな…。

私は改めて瑠斗さんの良さを認識した。

「お母さん、瑠斗さんにお礼がしたいんだけど何かいいプレゼントってないかな?」

「ん~、そうね~。瑠斗くんって大学生だからボールペンとか…あ、よく着物着てるからその辺りもいいかもしれないわね。」

そっか…。

「うん…参考になったよ。ありがとうお母さん。」

「プレゼントして喜んでもらえるといいわね。」

「うん!」

私は早速、来週の土曜日に買いに行くことにした。