【真彩side】

ん…

私はてに違和感を感じて目を開けた。

体を起こすと瑠斗さんが私の手を握って寝ていた。

瑠斗さん?なんで…あ。そっか。私…気を失って…。

私は自分の状況を理解した。

「ありがとうございます…瑠斗さん。」

私は気付くとそんな言葉をこぼして瑠斗さんの髪を触っていた。

「…ん…」

あ。どうしよう…起こしちゃったかな…?

私が少し慌てていると瑠斗さんのまぶたがピクリと動いてゆっくり開いた。

「ま…や…ちゃん?」

少し寝ぼけている瑠斗さんにキュンとした。

「お、起こしてしまってすみません…。寝ている間に付いていてくれてありがとうございました。」

私が軽く頭を下げると

瑠斗さんの手が私の頭を撫でた。

!?!?

私は突然のことで困惑した。