「っ……芹沢、さんっ…!」


「理一…今だけはそう呼んで?」


「………り、いち…っ」





理一…理一……


そう心の中では何度も呼んでいた。








ボーっと天井を眺める、___



「無理させたかな?ごめん」




隣で腕枕をしてくれている芹沢さんがそう口を開いたけど、無理なんてしてない。



とても幸せな時間だったから。




「幸せ、でした」


「可愛いこと言ってくれるね。そんなこと言われると狼がまた出てきそうになる」


「それは大変ですね。大人しくしときます」


「ん〜残念だな〜」