愛して、芹沢さん

「で、どうだった?合コン楽しかった?」


「あ、いえ…なんか浮いた感じだったので、楽しめる余裕なんてなくて」


「楽しみたかったんだ?」


「え?あ、そうじゃなくて!…そのっ…」


「ごめんごめん。莉央ちゃんからかうの楽しくてつい」


「なっ!ひ、酷いですよ…」





今日の芹沢さんは意地悪だ。



結構いっぱいいっぱいなのに。


とむくれているとクスクスと笑い声が。




見ると、コーヒーを飲みながら優しい視線を向けている芹沢さんが。




…意地悪…だけど、やっぱりかっこいい。


コーヒーが世界一似合う人かも。




「今何考えてるの?僕のことジーっと見て」


「…せ、芹沢さんだって、わたしのこと見てたじゃないですか」


「見てたよ?可愛いな〜と思ってね」


「っ……」