お風呂に入る前でよかった。もう少しでメイクを落とすところだった。
そんなことを思いながら寝室のベッドの縁に座ってビデオ通話に切り替えた。
『やっぱり顔を見て話すと近く感じますね』
ブラウンがかった髪、シャープな輪郭と高い鼻梁はスマホの画面越しでもカッコいい。
まだ着替える前だったのか、緩めたネクタイとボタンをひとつ外したYシャツ姿が男の色気を醸し出している。
「徹平くん、疲れたでしょう」
『美和さんと話したら吹っ飛びましたよ』
正式に交際が始まって二ヶ月になるのに、徹平くんは私と話すとき、未だに敬語が抜けない。
「……ありがとう」
『それは俺が言うセリフ』
今みたいにタメ口でいいのにと思うこともあったけれど、だんだんこだわらなくなった。
敬語だろうとタメ口だろうと、彼を好きという気持ちは変わらないから。
『なかなか会えなくてすみません』
「ううん。お互いに時間が合わないのは仕方ないもん」
『美和さん、寂しくないですか?』
スマホの向こうで徹平くんがやさしい笑みをたたえている。
ビデオ通話だから相手の顔は見えているのに、彼がどんな答えを欲しているのか、表情からは読み取れない。
寂しい、と本音を言ったら、困らせてしまうのだろうな。
そんなことを思いながら寝室のベッドの縁に座ってビデオ通話に切り替えた。
『やっぱり顔を見て話すと近く感じますね』
ブラウンがかった髪、シャープな輪郭と高い鼻梁はスマホの画面越しでもカッコいい。
まだ着替える前だったのか、緩めたネクタイとボタンをひとつ外したYシャツ姿が男の色気を醸し出している。
「徹平くん、疲れたでしょう」
『美和さんと話したら吹っ飛びましたよ』
正式に交際が始まって二ヶ月になるのに、徹平くんは私と話すとき、未だに敬語が抜けない。
「……ありがとう」
『それは俺が言うセリフ』
今みたいにタメ口でいいのにと思うこともあったけれど、だんだんこだわらなくなった。
敬語だろうとタメ口だろうと、彼を好きという気持ちは変わらないから。
『なかなか会えなくてすみません』
「ううん。お互いに時間が合わないのは仕方ないもん」
『美和さん、寂しくないですか?』
スマホの向こうで徹平くんがやさしい笑みをたたえている。
ビデオ通話だから相手の顔は見えているのに、彼がどんな答えを欲しているのか、表情からは読み取れない。
寂しい、と本音を言ったら、困らせてしまうのだろうな。



