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「わぁーお……
柚璃の人生のターニングポイントきたね」

「絵菜、聞いて。
違うんだってば」

「安心してよ、面会には行くから」

「え、もう捕まる前提?」

「だってアンタ…未成年に…手出すってそりゃあ犯罪」

「いや違うから、どっちかっていうと手出されたのはあたしだから」


まあいいんじゃん、
高校生に首舐められるなんてなかなかないしいい経験でしょ、

なんて割と大きな声で言う絵菜。

ここは大学の食堂なんだから、ちょっと過激な発言は控えていただきたい。


「な、舐められてはない、から…」

「どうだった?」

「どうもこうもないわ」

「嫌だったわけ?」


嫌、ではなかった。

だけど困ったのは事実だ。


あれから絢くんが″男の人″に見えて仕方なくて困る。


「いいなあ、イケメン高校生に首舐められるとか
アンタ前世どんだけ徳積んだんだろうねぇ」

「………………」


絵菜にこの話をしたのは完全に間違いだった。