「だからね。これからは恭ちゃんを見て習おうと思うの」 はい? 「また作ってね、ご飯」 「オレも恭ちゃんのご飯食べたい!」 紗里のお願いに大和が便乗した。 妖しげに細められた紗里の瞳から、僕は相変わらず逃げられない。 ***