「泉っ!? うっわ、やば……。
いいな、魔法学校時代のイズミ……」

「…そう? 年齢的にちょっと厳しいと思ったんだけど」

「いやっ! 大人になった泉がそれを着るってのがまた……」

何を考えて顔を赤らめているのか、考えたくないんだけど……。

「で? 私はどうしたらいい?」

「…あ、ああっ! えーっと。
全方位撮ってからカメラを替えるからそっちに立って!」

……さあ、撮影会の始まりだ。




こうして、コスプレイヤーになり切った私は、京のリクエストの様々なポーズに応え、恋人の大満足のうちに撮影を終えた。

こうなれば、京の頭の中は次のフィギュア製作でいっぱいになる。

なんか微妙に違うんだけどなぁ……。

まあ、甘い雰囲気になられても、今日はお泊まり出来ないから、ノープロブレムってことで。