真もすぐに気づいたようで、鞄を取り上げた。
「ほら、京! いくぞ。
ここにずっといたら邪魔だ」
「えー? チェッ……わかったよー」
名残惜しそうに立ち上がる京。
「泉? お前、マフラーは?」
さすが真。
速攻で泉がマフラーをしていないことに気づくとは。
「あ、教室に忘れたみたい。
正門出てから気づいたのよ」
すると、真はおもむろに自分がしていたマフラーを外した。
そして泉を引き寄せ、ぐるぐると巻き付けた。
「ちょ、ちょっと!
今からカウンターに買いに行って飲むのよ?
必要ないって」
「唇が紫になっている。しばらく巻いとけ。
帰りも絶対にしろよ。
今日はかなり冷え込んでるからな。風邪ひくぞ」
「えー? でも真が寒いじゃない」
「俺は大丈夫だ。暖かくして帰れよ。
じゃあな!」
そう言って2人は帰って行った。
「ほら、京! いくぞ。
ここにずっといたら邪魔だ」
「えー? チェッ……わかったよー」
名残惜しそうに立ち上がる京。
「泉? お前、マフラーは?」
さすが真。
速攻で泉がマフラーをしていないことに気づくとは。
「あ、教室に忘れたみたい。
正門出てから気づいたのよ」
すると、真はおもむろに自分がしていたマフラーを外した。
そして泉を引き寄せ、ぐるぐると巻き付けた。
「ちょ、ちょっと!
今からカウンターに買いに行って飲むのよ?
必要ないって」
「唇が紫になっている。しばらく巻いとけ。
帰りも絶対にしろよ。
今日はかなり冷え込んでるからな。風邪ひくぞ」
「えー? でも真が寒いじゃない」
「俺は大丈夫だ。暖かくして帰れよ。
じゃあな!」
そう言って2人は帰って行った。