「泉、俺は泉の1番になりたい……」

「……え?」

「今すぐにじゃなくてもいい。
でも、これからはずっと泉の1番になりたいんだ」

「何言ってるの?
京………私、不安にさせてた?
ごめんね、でも…」

泉がどんな慰めを言おうと、現状の事実は変わらない。

然るべき時が来れば、泉は真の補佐につくだろう。

行かせたくない。ずっと俺のそばにいて欲しい。

今はどんな言葉も聞きたくない。
だったら塞いでしまおう。
言葉を遮って深い口づけを交わす。

「ん……けぃ…」

「泉……好きだ。大好きだ。
……愛してる。」

「京……うん。私も……
大好き。……愛してる…本当よ?」

疑ってないよ。
しっかり愛は伝わってる。
さらに深く口づけながら思う。

俺は決めた。
今回の仕事で成果を出せたら、泉にさらなる告白をしよう。

HASEGAWAに残って欲しい。
俺のそばにいて欲しい。
一生………一生だ。
一生そばにいて欲しい。
泉と結婚して、ずっと同じ時を過ごしていくんだ。