「そ、それは双子戦士イズミのウエディングドレス……ですか?」

「ああ。
おや、もしや2人とも双子国民なの?」

コクコクと頷く2人。

「なんだー。早く言ってよ。
ありがとう。嬉しいよ。
あ、よかったらサインもらってきてあげようか? 出版社に知り合いがいて、美々丸先生を担当してるんだ」

「「ええぇぇぇぇーーっ!!」」

ああ…2人とも、もう興奮状態だ…
完全に落ちたな。

これは衣装の事も、伯父の思惑通りに進むだろう…


結局伯父は、イズミのウエディングドレスを見せる、という約束をエサに、達矢さんからバンクロ全面協力の約束を取り付けた。