朝倉家の双子、恋をします!〜めぐり来る季節をあなたと〜

昨日は自分を抑えることが出来なかった。

泉と京のこと、精神的な動揺、アルコール、ホテルの密室で2人きり。

条件が揃いすぎていたからと言って、手を出した言い訳にはならない。

それなのに抱いてしまった。
それも2度も。

撫子を好きだったのかと、もう一度自問するが、やはりよく分からない。

ただ1つだけ確信していることはある。
もしまた同じ機会があれば、俺は必ず撫子を抱くだろう。今だって抑えているんだ。

やはり撫子が起きたら、ちゃんと付き合おうと告げよう。

薄いコーヒーを飲みながら、そう決意した。



しかしまたしても、事はそう上手く運ばなかった。