「怜と絶対隣の席だもん!嬉しぃな~!」

「…そうだな…俺も。」

「ホント?嬉しい!」

怜…可愛い。ホントに……あ~…ブラコンにならない方がおかしい。絶対。

「早く、行こ?」

「あぁ」

とりあえず私たちは準備室を出た。

出たのはいいけど場所分からん。

「何組だっけ?」

「たぶんBだった」

「何階?」

「さぁ?俺、知らない」

「分かんないよー!」

「仕方ないから適当に歩いとこ。いつか着く。」

「ん~…そうだね!」

歩き出した私たちは本当に足の向くまま歩いた。