星に愛された彼女は


グラスに入っている酒をゆらゆらと揺らして遊びながら考える

「では…そろそろ僕の質問をしてもいいですか?」

「あぁ…ごめん、いーよ。」

ハルキをチラリと見ると質問を考えているのか少し無言が続く

「…あの二人の…好きな物って分かりますか?」

「…好きな物?」

もっと秘密を探ってくるのかなと身構えていたのに拍子抜けだ

「なんで知りたいの?」

「物で吊れるかなぁ…と」

ハルキは子供のように無邪気に笑う

「強くて有名な人が好きな物で味方にはならないと思うけどねー」

「人なんですから、欲しいものの一つはあるでしょう」

「なに?ハルキって以外もお金持ちだったりする?」

クスリと笑って聞くとハルキは頷く