星に愛された彼女は

美玲side

店に行くのはいいものの、どうやって声を掛けようか考えていると案外すぐに声を掛けられた

「すみません、レディー」

ポンッと肩を触られ、視線を向けると見覚えのある顔だった

こいつ…

優男だ

phantomの中が少し薄暗いしメガネも付けてないから分かりにくいが絶対優男だ

炎龍の副総長　永磨(とおま)春也
まさかこんな所で接触できるとは…

考え込みながら永磨を見つめる

「レディー？」

首をひねった永磨が不思議そうに私を見る

いけない…慎重に話さないと

なんとしても情報を抜き出す

「…なんですか？」

害はないと思わせるようにキョトンとした表情を作り、相手を油断させてやろうと考えた。