星に愛された彼女は

すると区切られていたカーテンが開いて相原先生が顔を出した

「玲央くん、よかった目が覚めたのね。」

相原先生はホッと息を吐いて俺に微笑んでくれた。

「ここに来たとき、顔色がスゴく悪かったのよ。今はどう?」

「大丈夫です。心配してくださって…ありがとうございます。」

微笑み返すとよかった、と言いながら俺に近づいてくる

「倒れた原因は自分で分かってる?」

俺に目線を合わせるように膝立ちで目を合わせてくれる相原先生に首を縦に振る。

「それならいいの。何かあったら私に言ってね。保健室で休みたいならすぐにベッド貸すし、一人になりたいときもここに来ていいから。」

もちろん相談も聞くからね。と優しく言ってくれる先生に胸の辺りが暖かくなった。