200ページ記念!ちょっとした番外編!
※本編とはあまり関係ありません。
「ロシアントリュフー!!」
と、ナオがトリュフチョコが入った箱を掲げる。
「「ロシアントリュフ?」」
怜と声が被って思わず二人で笑う
「仲良いねぇ…じゃなかった。この3つのうちどれかにトウガラシがたくさん入ってます!!」
と一個選んでーと、箱を渡される。
とりま右
「それが当たった人は…!一人の異性を1日観察していいところを見つけましょう!!」
怜に箱を渡すと左をとる。
「もちろん親族はなし!あ、僕は真ん中ねー」
そしていっせーのでで、パクリとチョコを食べた。
もぐもぐと噛んでいくと甘みが広がる。
外れだ…よかった。てか私の場合男子1日観察って他の人から見られたら普通に変な噂が立ちそう…
なんて考えていると横から声にならない悲鳴が聞こえる。
「っ~!!」
「怜あったりー!」
「み、みじゅ!」
と、涙目で周りを探す怜にナオが水のペットボトルをわたす。
用意してたのか、なんて思ってみていると怜が口を開く。
「僕誰見れば言いのー?」
仲のいい女子なんていないよーと、言う怜に沙紀は?と声を掛ける。
「沙紀…?別にいいけど嫌じゃないかなぁ…」
と、不安げに声を漏らす怜に沙紀なら照れるだけだから大丈夫だろ。
と、言うと怜はそれは玲央の場合だけだよぉ…と言う
「ほーら!じゃ、怜くん今日一日沙紀ちゃん観察ね!」
と言ってナオは準備室を出た。
僕が当たったら美玲のこと1日観察しようと思ってたのにな、そんなナオの考えを怜と美玲が知ることはない
怜side
沙紀一日観察かぁ…
先生の声を聞きながら沙紀を見つめる。
席が前の方の沙紀を見ていると真剣に授業を聞いているのが分かる。
…良い子だよねぇ沙紀って。
僕にも美玲にも優しいし、素直で照れ屋で真面目で…可愛くて…
ぼうっと考えていると沙紀がなにを思ったのかソッと振り返った。
あ、目が合っちゃった…
なんだか恥ずかしくなって目を逸らす。
でも気になってしまい視線を戻すと沙紀の視線の先には美玲が居ることが分かった。
……いっつも美玲のことみてるなぁ。
なんだか変な気持ちになって頭を横に振る。
…僕なんでこんなに拗ねてるんだろ
ふと沙紀を見るともう前を向いていた。
この罰ゲームをきっかけに授業中は沙紀を見るのが日課になりつつあった。
今日、寝癖ついてるとか
あくびした、寝不足かなぁ?とか
そんな小さな行動を見るたびになんだか胸がキュッとなった。
「れ、玲央くん!」
休憩時間になってたまに声を掛けてくれる沙紀だけど一番に声を掛けてくれるのが僕じゃないのは残念だと少し思う。
そんなことを思ってみていると沙紀が僕の視線に気づく。
「どうしたの怜くん」
コテンと首を傾げる沙紀になんだか目を合わせたくないと思うのに見ていたいとも思う。
「寝不足なのかなって…心配してた」
その場しのぎで今見つけた沙紀のうっすらと浮かぶ隈をなぞる。
「え…」
と、沙紀が目を見開くので触られていやだった?と、不安になる。
「怜くんすごいね、一番に気づかれちゃった…」
心配かけてゴメンね、と謝る沙紀に大丈夫だよ!と、言うと
「心配してくれて…気づいてくれてありがとう。」
これからも見ててね…なぁんて…怜くんには素直に言えるのに…
と、照れながらはにかむ沙紀の言葉に顔に熱が集まる。こんな情けない顔だけは見られたくなくてごめんと一言声を掛けて教室を出た。
……ナオくんのバカ。
僕のこの気持ちのきっかけを作ったナオくんを少し恨む。
「失恋確定ゲームだよ…」
と、ネガティブ発言を一人でぽつりとこぼす僕を周りは心配そうに見てくれてたという。
※本編とはあまり関係ありません。
「ロシアントリュフー!!」
と、ナオがトリュフチョコが入った箱を掲げる。
「「ロシアントリュフ?」」
怜と声が被って思わず二人で笑う
「仲良いねぇ…じゃなかった。この3つのうちどれかにトウガラシがたくさん入ってます!!」
と一個選んでーと、箱を渡される。
とりま右
「それが当たった人は…!一人の異性を1日観察していいところを見つけましょう!!」
怜に箱を渡すと左をとる。
「もちろん親族はなし!あ、僕は真ん中ねー」
そしていっせーのでで、パクリとチョコを食べた。
もぐもぐと噛んでいくと甘みが広がる。
外れだ…よかった。てか私の場合男子1日観察って他の人から見られたら普通に変な噂が立ちそう…
なんて考えていると横から声にならない悲鳴が聞こえる。
「っ~!!」
「怜あったりー!」
「み、みじゅ!」
と、涙目で周りを探す怜にナオが水のペットボトルをわたす。
用意してたのか、なんて思ってみていると怜が口を開く。
「僕誰見れば言いのー?」
仲のいい女子なんていないよーと、言う怜に沙紀は?と声を掛ける。
「沙紀…?別にいいけど嫌じゃないかなぁ…」
と、不安げに声を漏らす怜に沙紀なら照れるだけだから大丈夫だろ。
と、言うと怜はそれは玲央の場合だけだよぉ…と言う
「ほーら!じゃ、怜くん今日一日沙紀ちゃん観察ね!」
と言ってナオは準備室を出た。
僕が当たったら美玲のこと1日観察しようと思ってたのにな、そんなナオの考えを怜と美玲が知ることはない
怜side
沙紀一日観察かぁ…
先生の声を聞きながら沙紀を見つめる。
席が前の方の沙紀を見ていると真剣に授業を聞いているのが分かる。
…良い子だよねぇ沙紀って。
僕にも美玲にも優しいし、素直で照れ屋で真面目で…可愛くて…
ぼうっと考えていると沙紀がなにを思ったのかソッと振り返った。
あ、目が合っちゃった…
なんだか恥ずかしくなって目を逸らす。
でも気になってしまい視線を戻すと沙紀の視線の先には美玲が居ることが分かった。
……いっつも美玲のことみてるなぁ。
なんだか変な気持ちになって頭を横に振る。
…僕なんでこんなに拗ねてるんだろ
ふと沙紀を見るともう前を向いていた。
この罰ゲームをきっかけに授業中は沙紀を見るのが日課になりつつあった。
今日、寝癖ついてるとか
あくびした、寝不足かなぁ?とか
そんな小さな行動を見るたびになんだか胸がキュッとなった。
「れ、玲央くん!」
休憩時間になってたまに声を掛けてくれる沙紀だけど一番に声を掛けてくれるのが僕じゃないのは残念だと少し思う。
そんなことを思ってみていると沙紀が僕の視線に気づく。
「どうしたの怜くん」
コテンと首を傾げる沙紀になんだか目を合わせたくないと思うのに見ていたいとも思う。
「寝不足なのかなって…心配してた」
その場しのぎで今見つけた沙紀のうっすらと浮かぶ隈をなぞる。
「え…」
と、沙紀が目を見開くので触られていやだった?と、不安になる。
「怜くんすごいね、一番に気づかれちゃった…」
心配かけてゴメンね、と謝る沙紀に大丈夫だよ!と、言うと
「心配してくれて…気づいてくれてありがとう。」
これからも見ててね…なぁんて…怜くんには素直に言えるのに…
と、照れながらはにかむ沙紀の言葉に顔に熱が集まる。こんな情けない顔だけは見られたくなくてごめんと一言声を掛けて教室を出た。
……ナオくんのバカ。
僕のこの気持ちのきっかけを作ったナオくんを少し恨む。
「失恋確定ゲームだよ…」
と、ネガティブ発言を一人でぽつりとこぼす僕を周りは心配そうに見てくれてたという。


