星に愛された彼女は


怜?と、肩を触ろうとする前に怜が走り出した。

「怜!?」

俺も慌てて怜と並走しながらついていく。

「見えた、逃がさない」

ずっと走り続ける怜の視力に驚かされつつ自分も耳を澄ませる。

バタバタ

確かに離れているが人の足音が聞こえる。

「ここ左!」

怜のかけ声に合わせて走る。

…段々と薄暗くなってきた

何かがおかしい、そう思って減速したのが間違いだった

ガバッと後ろから顔に袋をかぶせられる。

「なっ!」

玲央!!と、続いてい怜のこえが聞こえる。

なにも見えないし…腕痛いっつーの!!