「じゃ、そーゆーことだから行く。」
怜はチラッと銀髪を見るとすぐに視線を逸らして歩き出した。
私も横に並んで歩く。
「おいっ!話は終わって──」
「あ!陸斗だ!」
ふわっとした高い声が響く。
歩きながらチラッと後ろを振り返る。
「おはよ、陸斗。」
黒髪ロングの少女が銀髪に駆け寄っていた。
「愛梨、走ると危ないですよ。陸斗、おはようございます。」
少女が通ってきたであろう所からメガネをかけた優男が来る。
……あのふたりが来る前に逃げれてよかった。絶対面倒くさいだろーし。
私は前を向いて下駄箱を目指した。


