「嫌いとかじゃなくて…」

「ホントに?」

儚げな雰囲気を漂わせて言うルイに内心撫で回したくてしょうがないが総長の威厳もあるのでグッと堪える。

「あぁ…」

「じゃあ一緒にいてくれるよね~?」

なんとか返事をするがルイは半ば脅しのような言葉で私に囁く。

いや…明日も学校でも、うぅ…

「ルイ!!美玲を虐めないでよ~!」

怜…

怜が横から助け船を出してくれるが

「怜は僕と居たくないの…?」

怜は双子と行っても弟、甘やかされた怜がお兄ちゃんのようなポジションに憧れないわけがない。

「へっ…!?い、いや…そう言うわけじゃ…」

「じゃあ、ここにいよ~?だめ?」

仲のいいルイに甘えられて嬉しくないわけがない

怜はルイの策略に見事にハマった。